太田 敬子(おおた けいこ/OHTA Keiko)
中東におけるイスラーム教徒とキリスト教徒の関係史を研究しています。主に中東のキリスト教社会がイスラーム社会へと変容していくイスラーム化の歴史と、ムスリムとビザンツ帝国の関係史を研究テーマとしています。
略歴
東京大学文学部卒業。東京大学大学院人文科学研究科修士課程東洋史学専攻修了、同博士課程単位取得退学。北海道大学文学部助教授、同大学大学院文学研究科助教授を経て、同大学大学院文学研究科教授に就任、現在に至る。
主な業績
著書
- 『キリスト教会の社会史 時代と地域による変奏』彩流社、2017年(共編)
- 『十字軍と地中海世界(世界史リブレット)』山川出版社、2011年(単著)
- 『ジハードの町タルスース―イスラーム世界とキリスト教世界の狭間 (世界史の鏡都市)』刀水書房、2009年(単著)
学術論文
- 「シリア正教会とシリア語史料から見た初期イスラーム史」三代川寛子編『東方キリスト教諸教会 研究案内と基礎データ』明石書店、2017年
- 「ナジュラーンの安全保障契約を巡る諸問題1〜3」『北海道大学文学研究科紀要』133,135,147、2011年~2015年
- 「マームーン時代におけるコプト教会とコプト共同体:バシュムール反乱を巡る社会情況に関する一考察」『日本中東学会年報』19、2004年
- 「九〜一〇世紀の東地中海を巡る国際情勢と海軍力–タルスース艦隊の活動を中心として (世界史の研究 221)」『歴史と地理』629、2009年
- 「ルーム遠征とカリフ政権−コンスタンティノープル攻撃から捕虜交換式まで−」『歴史学研究』794、2004年
メール
keiko*let.hokudai.ac.jp
(*を半角@に変えて入力ください)