末森晴賀

末森晴賀(すえもり はるか/SUEMORI Haruka)

オスマン朝-ヨーロッパ間の「海賊」に関する取り決めや実際の「海賊」対応から、前近代オスマン朝の海上秩序を明らかにしています。また、「海賊」に攫われたムスリム捕虜の回想録や、20世紀初頭に至るまでオスマン朝社会で行われた「魔法」についても関心があります。

略歴

2013年、北海道大学文学部卒業。2023年、北海道大学大学院文学研究科博士課程単位修得退学、博士(文学)取得。日本学術振興会特別研究員(PD)を経て、2024年4月より現職。

主な業績

著書

  • 『ムスリム捕虜の語る近世の地中海-マルタの「海賊」とオスマン朝のはざまで-』風響社、2021年

学術論文

  • 「18世紀前半のエーゲ地方における勃興期の「アーヤーン」-「匪賊」サルベイオウル・ムスタファの事例から―」『東洋学報』100(1)、2018年、pp. 1-26
  •  “Japonya’da Doğu Tarihi ve OrtaDoğu-İslâm Araştırmaları Kapsamında Osmanlı Araştırmaları(日本におけるオスマン朝研究の概観-東洋史学・中東イスラーム研究の系譜から-),” Cihannüma Tarih ve Coğrafya Araştırmaları Dergisi, 5(2), 2019年, pp. 145-164
  • 「17世紀末~18世紀初頭におけるオスマン朝の「海賊」対策-対ヴェネツィア関係の中で」『日本中東学会年報』38(1)、2022年、pp. 31-59
  • 「17世紀オスマン朝ーヴェネツィア間の海上秩序ー「海賊」をめぐるアフドナーメ・勅書の分析からー」『歴史学研究』1032,2023年,pp. 1-13。

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メール

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