第219回談話会(2004年12月11日開催)

12月11日、北海道大学内で第219回東洋史談話会が開かれた。発表者は亀谷学、発表題目は「「信徒の長」「神の僕」「神の代理」―初期イスラーム時代におけるカリフ概念の再検討―」であった。
発表内容は、正統カリフ期からウマイヤ朝期にかけてのカリフの称号を、貨幣史料や碑文史料、書簡文史料などから検討し、「信徒の長」「神の僕」「神の代理」等の各種の称号がそれぞれいかなる性格を持つものであるかを明らかにしようと試みたものである。