第218回談話会(2004年10月23日開催)

10月23日、第218回東洋史談話会が北海道大学内で開催された。発表者は博士後期課程の大峠要氏、発表題目は「北朝における官吏登用の傾向について」であった。
発表内容は、北魏孝文帝期の中央官界を検討し、そこに門閥主義と賢才主義との対立が見られたとする先行研究の理解を批判するとともに、秀才孝廉という、当時の官吏登用制度の運用実態を明らかにしようと試みたものである。